日本一の桜中道と現存天守「弘前城」
弘前城 天守
弘前城 天守

弘前城の見どころとイベント

天守は東北で唯一現存する天守で、武家諸法度で厳しく天守閣の再建が禁じられていた江戸後期に再建された珍しい建築物です。
また、弘前城の城郭は、江戸時代から現在まで堀や石垣のほとんどを残しており、天守はもちろん、辰巳櫓・丑寅櫓といった櫓、三の丸追手門などの門も国の重要文化財として指定されています。
江戸時代の街並みがあちこちに残る弘前城周辺には北側に旧岩田家、旧伊東家といった重臣たちの武家屋敷が残り、追手門から南に下った所には長勝寺、最勝院の五重塔(国指定重要文化財)、旧東奥義塾外人教師館といった県の重要文化財も現存しています。
弘前城内の3000本以上もある桜はゴールデンウィークには見ごろとなり、日本三大桜の名所として日本のみならず世界の方々の目を楽しませてくれます。

目次

弘前城へのアクセス方法

飛行機で行く場合

 青森空港から車・タクシーで約50分
 ▼レンタカーは以下
  ・日産レンタカー 青森空港店 017-762-2323
  ・トヨタレンタカー青森空港 017-739-0115
  ・オリックスレンタカー 青森空港店 017-762-3543
  ・ニッポンレンタカー 青森空港 営業所 017-739-7310
  ・タイムズカー青森空港店 017-762-2311
 青森空港からバスで約1時間10分(弘前バスターミナル行)
 ▼弘南バス、空港バス時刻表
  http://www.konanbus.com/airport.html

新幹線・電車で行く場合

北海道・東北新幹線:新青森駅からJR津軽線で弘前駅下
■JR弘前駅からのアクセス
 ・徒歩で40分程度
 ・バス(弘南バス)で100円バスがお得
  弘南バス株式会社(弘前バスターミナル、イトーヨーカドー内)
  〒036-8002 青森県弘前市大字駅前三丁目2番地1号
  TEL 0172-36-5061
 ・タクシーで15分程度 940円程度
  フク井タクシー TEL 0172-32-4141
  さくら交通配車 TEL 0172-34-5505
  川部交通配車 TEL 0172-34-5507
  グリーンタクシー TEL 0172-28-8080

車で行く場合

・東北自動車道大鰐ICから車で約40分
■弘前城、カーナビへの登録は以下の情報で!
住所:青森県弘前市下白銀町1
TEL :0172-33-8733

駐車場

弘前城、最寄りの場所からのアクセス方法

青森県弘前市にある平山城で、高岡という丘陵地に作られたため高岡城あるいは鷹岡城とも言います。
弘前城へはJR弘前駅から車で15分程度、徒歩だとやや上りの道を歩きますので40分くらいかかるかもしれません。
(中央通り沿いをまっすぐ鯵ヶ沢方面へやや北西に向かいます)
駅を出て中央通りをまっすぐ5分ほど歩くとイトーヨーカドーの1階がバスターミナルになるのでそこでバスを使われるのがいいでしょう。(バスで15分程度で着きます)
弘前城には、数多くの現存する門・櫓がある。門は二の丸に二の丸南門・二の丸東門の2棟、三の丸に三の丸追手門・三の丸東門の2棟、北の郭に北の郭北門(亀甲門)の計5棟があり、櫓は二の丸に辰巳櫓・丑寅櫓・未申櫓の3棟があります。
以下、三の丸追手門から入り天守、そして北の郭北門に抜けるルートで順に門や櫓をご紹介していきます。

弘前城を散策する

弘前城三の丸

弘前駅からタクシーを使うと約15分ほどで弘前公園追手門口前に到着します。そこからすぐに橋を渡り、三の丸追手門をくぐるとすぐ左側に弘前市民公園が見えます。そこを沿うように左側に進むと左側に藤田記念庭園、正面に市民会館がありますのでこれを右折、北側に真っすぐ向かうと、右に二の丸辰巳櫓、左に未申櫓、正面に杉の大橋が見えてきます。

弘前城二の丸

杉の大橋を渡り二の丸南門を出て左側に向い、堀を超えてさらに進むと弘前城埋門跡につきます。
これより西堀を左に見ながら真っすぐ北東方向に土手を進んでいくと桜の時期、ここがピンク一色で埋め尽くされた桜のトンネルとなります。

弘前城北の郭

左手に春陽橋が見えてくると北の郭です。疲れた方は右手に喫茶館がありますのでここで一息入れてもいいかもしれません。
南側に下るとすぐにチケット売り場が見えるのでここで入場券を購入して本丸に入ります。

弘前城本丸、天守

通常は、本丸南東隅に天守がありますが、現在石垣の修繕工事のため、記念館として本丸中央に天守が置かれています。
中は、資料館になっていますので、ぜひご覧ください。

弘前城の天守(御三重櫓、国指定重要文化財)

現在の弘前城の天守は、本丸の南西に位置する層塔型3層3階の御三階櫓です。
二の丸下乗橋からみると、一階と二階の屋根上部に大きな切妻出窓を設け狭間窓となっていますが、本丸内側からみると、破風はなく蓮子窓が並ぶだけの質素な作りとなっています。
外壁は白漆喰塗籠で、窓と狭間の上下に長押形を施し、また屋根瓦には寒冷地のため銅瓦を葺いているのが特徴的です。
銅瓦は寒冷地の城でよく用いられる瓦で、冬の寒さで割れないように工夫されています。
江戸時代初期に建てられた天守は5層でしたが、1627年(寛永4)の落雷により消失し、現在の天守は、江戸時代後期に隅櫓の改修という名目で建築されたものです。武家諸法度で天守の再建が厳しく規制されていた時代にあって珍しい建築許可となった背景には、幕府の親藩格であった津軽藩に蝦夷地の物資供給基地としての役割を期待していたことをうかがわせます。
事実、天守内の床には畳を敷くための敷居がなく、当初から倉庫として使われることを見込んだ構造となっています。

再度、弘前城二の丸、そして北の郭へ

南に下り下乗橋を渡ると再度弘前城二の丸に入ります。これを堀にそって北に向かうとすぐに二の丸東門が見えます。
更に北に向かうと丑寅櫓。堀をこえて再度北の郭に入ると賀田橋(よしだばし)。これを越えると冬は雪の灯篭祭りが行われる道となります。これを越えると終点の北の郭北門(亀甲門)です。

弘前の城下街

弘前城周辺には古い屋敷跡や建造物が点在します。北側から西側にかけては、石場家住宅から旧岩田家など。又、追手門から出て西側の山手に弘前城の出城としての機能もあわせもった長勝寺。南に下ると大小46寺院が混在する禅林街及び新寺町があります。
その中でも金剛山最勝院とその五重塔(国指定重要文化財)は非常に有名で一見の価値ありです。

最勝院と五重塔

弘前城下町の南にあり、ねぷた祭りの中心となる禅林街にあります。
市民からは「五重塔の寺」として親しまれており、本堂、仁王門、五重塔などからなる伽藍は荘厳で、本堂には大日如来像が安置されています。
また、津軽藩3代藩主津軽信義、4代津軽信政の寄進により建立された五重塔は、国の重要文化財指定の塔としては日本最北端に位置しています。

弘前城と合わせて訪れたい観光スポット|岩木山麓と鶴の舞橋

岩木山麓は、岩木山神社や温泉宿が立ち並ぶ南のエリアと2006年に建てられて新しい新名所となった「c」がある津軽富士見湖周辺の北エリアに分かれます。

南エリアにある「岩木山神社」は、最も古く780年に創建されたとされています。
津軽藩代々の藩主が寄進をしたことによりその社殿が拡張し、本殿・拝殿・奥門・楼門等が国指定重要文化財となっています。また、神社境内の小径はちょっとした散策コースにもあっており30~40分かけて手つかずの自然を堪能できるヒーリングスポットにもなっております。
大鳥居付近からは門前町、温泉街になっており、湯元岩木温泉、嶽温泉などの温泉宿が点在しています。

北エリアには、廻堰大溜池(通称:津軽富士見湖)があり、ここにかかる「鶴の舞橋」は全長300メートルの日本一長い木造三連太鼓橋で岩木山を背景にしたその景観は人気のインスタ映えスポットとなっています。
以下この2つのエリアについてご紹介していきます。

○岩木山神社と温泉宿、高岡の森【岩木山麓南エリア】|岩木山麓と鶴の舞橋
弘前城から車で西に15分ほど行くと岩木山麓の南エリアに入ってきます。ここから順に、
・高岡の森弘前藩歴史館
・岩木山神社
・門前町の温泉宿
の順でご紹介させていただきます。

岩木山麓と鶴の舞橋の見どころ①|高岡の森弘前藩歴史館

高岡の森弘前藩歴史館は、4代藩主津軽信政公を祀る「高照神社」所蔵の貴重な津軽家ゆかりの品々を保管、後世に伝えるための歴史館として生まれました。
入館すると「津軽信政着用具足」がお出迎えしてくれます。
館内には、弘前城の当時の全景を表現する模型や屏風、茶器、刀剣などが展示されています。

岩木山麓と鶴の舞橋の見どころ②|岩木山神社

岩木山の噴火で全焼した後、津軽藩の総鎮守とされ、津軽為信・信牧・信義・信政らの寄進により社殿等の造営が行われ今日に至ります。
岩木山神社大鳥居から本殿にと上る道筋に楼門、拝殿などの重要文化財が並びます。
本殿から更に右小径を行くと白雲大瀧神社もありますのでよかったら足を運んでみてください。

岩木山麓と鶴の舞橋の見どころ③|温泉宿

岩木山への登山口ともなっていることから登山やハイキングを終えた方々も休憩をとるために門前町の温泉で疲れを癒します。温泉宿はいくつもありますので、食事とともにご利用してみてください。
・百沢温泉郷
 http://www.iwakisan.com/hot-spring/category/hyakuzawa/
・嶽温泉郷(神社から車で西に5分ほど行く)
 http://www.yamanohotel.com/
がおすすめです。

岩木山麓と鶴の舞橋の見どころ④|鶴の舞橋

廻堰大溜池は津軽北部鶴田地区の農業用水、城の防御用の天然堀として活用されてきました。
飛来する丹頂鶴の観測拠点として周辺が整備され、2006年に日本一の木造三連太鼓橋「鶴の舞橋」が掛けられてから人気の観光スポットになりました。
橋は大溜池の西側に位置し、橋を中心に、北側に「丹頂鶴公園」、南に「富士見湖パーク」が整備されています。
両公園ともに駐車場がありますので車で来られる方にも便利です。
写真を撮られる方は、橋の北側から岩木山をバックに鶴の舞橋、大溜池が重なるアングルがおすすめです。

住所 〒038-3542 青森県北津軽郡鶴田町廻堰大沢81-150
電話 0173-22-6211(富士見湖パーク 管理棟)

弘前城から岩木神社と鶴の舞橋への行き方

弘前城から岩木山神社までは車で国道3号線を真っすぐ西にむかって約20分程度です。
(途中に高岡の森弘前藩歴史館があります)

・高岡の森弘前藩歴史館は「高照神社大鳥居」交差点を右折してすぐにあります。
 (駐車場も敷地内にあり)
 〒036-1344 青森県弘前市高岡獅子沢128−112

・岩木山神社入口(岩木山神社鳥居前)へは蔵前川を越えて2つ目の交差点左にある
 「百沢駐車場」に車を止めて向かうのが便利でしょう。(徒歩数分で鳥居前につきます)
 〒036-1343 青森県弘前市百沢高田

バスなら弘南バスの弘前~岩木庁舎線・枯木平線(高岡経由)がいいでしょう。
運行状況は以下からご確認ください。
http://www.konanbus.com/1540.html

岩木山神社から「鶴の舞橋」へは、いったん東に3号線を戻り県道30号を北上するルートになります。
約30分ほどで橋南側の「富士見湖パーク」に到着いたします。
 富士見湖パーク
 〒038-3542 青森県北津軽郡鶴田町廻堰大沢81-150

自家用車での移動がない場合は、JR陸奥鶴田駅からタクシーを活用するのが便利でしょう。
鶴田周辺でのタクシーは以下
(有)能率タクシー     TEL 0173-22-2002
鶴田タクシー(有)     TEL 0173-22-3515
介護タクシーつがる(要予約)TEL 090-4563-8972

弘前城の御城印と百名城スタンプ

弘前城の御城印と百名城スタンプ

弘前城では現存十二天守の御城印を販売しています。
弘前城では、「登城記念符」と読んでおりますので係りの人にお尋ねの際はお気を付けください。
御城印は、弘前城情報館(本丸から下乗橋を出て右側又は杉の大橋を渡り二の丸に入って右にいったところにあります。)にて販売されています。
料金は1枚300円です。
日本百名城スタンプは別で希望者にのみ貸し出しとなります。

弘前城情報館

住所: 弘前市大字下白銀町1番地1 
本丸から下乗橋を出て右側、二の丸右にあります。
TEL:  0172-26-5965
開館期間: 通年開館
開館時間:午前9時から午後5時まで
※まつり等の期間は延長する場合があります。

弘前城の入城情報

所在地

住所:青森県弘前市下白銀町1
0172-33-8733

開城時間

城内は年中無休
ただし、本丸、北の郭は有料期間あり
有料期間は、4月1日~11月23日
有料時間は9:00~17:00
ただし、4月23日から5月5日までの期間は午前7時から午後9時まで
11月24日から翌年3月31日まで有料区域が無料になり、天守が閉館となります。

休城日

なし

料金

【単独券】弘前城(本丸・北の郭)の1日入園券:
【大人(高校生以上)】320円 
【子供(小中学生)】100円 
【共通券】弘前城(本丸・北の郭)、弘前城植物園と藤田記念庭園の1日入園券:
【大人(高校生以上)】520円
【子供(小中学生)】160円 
※団体割引あり
※以下に該当する方は、入城料が免除となります。 
次のいずれかに該当する場合は入園料が無料となります。
ただし、◎については、4月23日から5月5日の期間を除きます。
◎市内に住所がある満65歳以上の人
◎市内に住所がある小・中学生
◎市内にある小・中学校に在籍する児童生徒
◎市内にある障がい者等施設に入所または通所する人
◎市内に住所のある大学等の外国人留学生
◎市内にある大学等に在籍する外国人留学生
・障害者手帳等の交付を受けている人
・上記に該当する人で介護が必要な場合はその介護者
※市内の小中学校が学習目的で入園する場合は申請により減免となります。